5回目のスタンディングです。今回は川口駅前で行いました。
川口市からの参加者が排外主義に抗って声を上げていこうと、なんと1時間スピーチしてくださいました。大変お疲れさまでした。
他にも「パレスチナを知るキーワード」フライヤーを配布いたしました。
参加してくださった方々はありがとうございました。
全体の様子
"人権尊重宣言都市"の裏側にある差別
"人権尊重宣言都市"という横断幕が川口駅前に立派に掲げられる中、蕨駅前でのヘイトデモを皮切りに、議員の方々から様々なヘイト発言がありました。
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この間「日本の味」と書かれたお菓子を食べることすら嫌になるほど「日本の〇〇」という言葉に鳥肌が立ち、「日本」が嫌いになっていくのを感じていました。
と、こういうことを日本国籍を有する私が公の場で書いたところで、せいぜい「反日」だと非難されるだけでしょう。無視することができます。
しかし外国籍の方々はそうはいきません。
「精神病院に行け」発言認め謝罪…日本クルド文化協会、デモでのヘイト発言を指摘 「死ね」は空耳と否定|埼玉新聞|埼玉の最新ニュース・スポーツ・地域の話題
勿論「精神病院に行け」に対して、精神疾患の方への謝罪は大事です。
ですがこの発言に至るまで、クルドの方々はSNSでヘイトスピーチを受け続け、更にヘイトデモ隊により対面でヘイトを投げられていたわけです。
それに対し、ヘイトスピーチやデマを流している人は一切説明のコストを払いません。
それらを流して、クルドの方々に対する偏見が広まればいいわけですから。
それが自分の仕事に繋がるのか、ある法案を通したいのか、若しくは単純に溜飲を下げたいのかはそれぞれでしょうが、この人たちが行った行為の責任はクルドの方々に帰結してしまいます。
広まった差別やデマの回収するのは、ヘイトを流した人たちではなくクルドの方々がせざるを得ないのです。
その結果としての会見での謝罪であり、日常でのゴミ拾いパトロールであることをマジョリティは深刻に受け止めなければなりません。
ヘイトを流す人びとは、何の不安もない場所から、「市民の声」として外国の方々による犯罪や迷惑行為の不安があがっているということを主張します。
それがあるとして、その原因はあなた方が不安を煽っているからではないですかと問いたいです。
そしてそのようなヘイトスピーチは許さないということを"人権尊重宣言都市"に住む「市民の声」としてここに残しておきます。