2024年4月3日(水)に埼玉県警察本部長、埼玉県公安委員長、埼玉県知事に宛て、県内で行われている特定団体のデモ・街宣における埼玉県警の対応について、公開質問状の回答期限を2024年4月20日(土)とし提出いたします。
また埼玉県知事に対しては上記内容に併せて、昨今の埼玉県内における差別に対する見解*1についても質問させていただきます。
質問状作成は埼玉県内の有志で行いました。提出は下記1個人、3団体からなる「埼玉から差別をなくす会」として提出いたします。
路上の本屋/世なおし埼玉県民の会/川口の未来を創る市民の会/SHKW(Stop Hate Kawaguchi Warabi)
賛同団体は15団体、個人では63 64人*2の方に賛同者として名前を連ねていただいています。
賛同いただいた方々、ご検討いただいた方々共にありがとうございました。
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2023年10月8日(日)に埼玉県川口市で、日本第一党が「移民反対デモ」を企画しましたが、当日多数の抗議により開催が不可能となりました。
その後、2023年10月22日(日)に同団体が「移民反対リベンジデモ」を企画し、埼玉県警察は数百人単位の警備体制を組みました。
その結果、同日に開催されていたベンガル地方のお祭りの横をデモ隊が通り「移民反対」のシュプレヒコールが街に響き渡る事態となりました。
そして現在まで同団体以外にも複数の団体が、同市内でデモ・街宣を繰り返し行っており、その中でヘイトスピーチ解消法に抵触する発言(「〇〇人は日本から出ていけ」や「移民は出ていけ」等)が確認されていることから、差別扇動を目的としたデモ・街宣だと評価せざるを得ません。
しかし依然として2023年10月22日(日)の警備体制は多少の増減は見られつつも維持されたままです。
加えて、埼玉県警の職員が抗議者に対し侮辱発言を行なったり、デモ・街宣の開催団体の後片付けを手伝うような姿も見られました。
現在、埼玉県内の特定の民族に対して激しい差別が巻き起こっています。その状態で、埼玉県警の対応は差別扇動にお墨付きを与えるものだとしか思えません。
私たちはまず、埼玉県警察本部長、埼玉県公安委員長に対し、一連の対応や一部職員の対応(抗議者への侮辱発言など)が問題であると認識していただきたいです。
その上で、一部職員の対応に関してはその職員だけではなく県警全体の問題として捉えています。そのため、具体的に"県警全体"で今後どのような対応をとるのか問いたいと思います。
そして埼玉県知事に対しては、ヘイトピーチに対して許容しないという姿勢の先に、具体的にどのような施策を行うのか回答を求めます。また、県知事自身がヘイトスピーチ解消法の起案に関わっていたという実績から、神奈川県川崎市のようなヘイトスピーチ規制法に関しての見解もお聞きしたいです。
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質問状は、下記リンクより閲覧できます。*3
埼玉県警察本部長宛て公開質問状
https://drive.google.com/file/d/1ObeMyUfSltWfyHG_Ud45Kz1Gk2q7nBba/view
埼玉県公安委員長宛て公開質問状
https://drive.google.com/file/d/1qPeSjMe3drscNTD2mFonG8xSVhMTmWD2/view
埼玉県知事宛て公開質問状
https://drive.google.com/file/d/1HhXwndBEpkJNjwgW1ExBJj2aFZ6oxqDr/view